共同研究体験記: 広告再生回数と効果低下の関係

こんにちは❗️筑波大学システム情報工学研究科社会工学専攻2年の渡邊と申します。2020年4月から現在に至るまでKaizen さんと共同研究をしていました。

2月に修士論文として提出し、 3月には卒業予定である為、 最後に携わらせて頂いた研究についてせっかくですので振り返らせて頂きます🙆🏻‍♂️

きっかけ

昨年3月までは最適化系の研究をしており、4月から新しい研究テーマを探していた中同じ研究室の先輩から「技術面に明るい人が多い+仕事のような姿勢で研究できる」とお勧めされました。  

当時データ分析関連の研究に興味はあったもののロクにSQLも触ったことがなく、Pythonを動かせる程度の自分にとって「何でもすぐに質問できる」という環境もありがたかった為、指導教員にお願いして4月からチームに加入させて頂けることになりました❗️

研究の背景

SNSは現代社会においてなくてはならないものとなりました。その中でもYouTube及びFacebookは馴染みの深いコンテンツではないでしょうか。これらのプラットフォームは広告プラットフォームとしても成長が著しい分野であり、今後広告業界においてますます発展していくことが予想されます。

さて、皆さんは同じ広告が何度も出てきて、すぐ広告をスキップする経験はありますでしょうか(私はしょっちゅうあります笑)。これは、Ad Fatigue(広告疲れ)といって、同じ広告素材を使い続けることによる広告効果が薄れてしまう現象です。

f:id:kaizenplatform:20210427134853p:plain Creative Fatigue: What It Is & How to Avoid It | Consumer Acquisition

Ad Fatigueに対処するためには、期間経過後に新しい広告素材に差し替えるなどの工夫が必要になります。ここで、予め広告の効果が低下し始める時期が分かると嬉しいこととして

  1. 差し替えのタイミングを前もって決められる
  2. 効果が下がる時期が分かれば予め施策を打てる

の2つがあります。これらを叶えるため、「YouTube及びFacebook広告における効果指標(CPC)予測」について取り組みました。

どうだった?

研究する中では当然ですが、行き詰まる当たることもありました。特に昨年4月から新型感染症の影響もありフルリモートになったりと、これまでの経験とは異なる活動形態を余儀なくされたため、最初はリズムを掴めずうまく成果を出せない時期もありました💦 

このままではいけないと思い、区切りの良い段階でのMTGを設定(週一回教授とのすり合わせ、成果が纏まり次第Kaizenさんへの発表)し、自ら成果物のゴールを決めてリズムを作ることを行いました。単純なことですが、Goalを細かく設定することの重要性を身に染みて学ぶことができました。また、都度分からないことがあればすぐKaizenさんのSlackに投げる(すぐに返答して頂ける)を繰り返していた為、何不自由ない環境で研究に取り組むことが出来ました❗️

kaizenさんと行った共同研究における1番良かった点は、社会人としてやっておいたほうが良いことをアドバイス頂いたり、 基本的に自分からスケジュールを立て動いていくなど、 仕事のような姿勢を実際の社会人の方々と接しながら学んで行けたことです(意外と大学に所属しているだけだと、 社会人に自分から働きかけて何かをするという機会は少ない気がします)。

最後に

忙しい中丁寧に対応して下さったチームメンバーの方々には感謝しております🙏 特にこの研究をするきっかけを下さり、 研究において多くのアイデアを与えてくれたCTOの渡部様、SQL関連の質問を始め様々な相談に丁寧かつ素早く対応して下さったアプリケーションエンジニアの白井様には大変感謝しております🙇‍♂️

共同研究でも、インターンでもKaizenさんから頂ける恩恵は多くあると実際に1年を通して感じました。 技術力に加えて仕事としての能動的な姿勢を学びたい学生さんに是非、お勧めしたいと思います❗️

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