AWS re:Invent に初めて参加して分かったこと

SRE Group Managerの前田です。 2019年12月02日〜06日にラスベガスで開催されたAWS re:Inventに参加してきたので、 初参加者の視点で分かったことなどを忘れないうちにまとめました。次回以降で参加する人の参考になれば幸いです。

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TL;DR

  • 経験者、re:inventの事前交流会でもらった助言を実践する
  • とにかく体力勝負
  • re:Inventはセッション予約の段階から始まっている
  • EXPOを見ると流行が分かる
  • 非エンジニア職やAWSに詳しくない人も多く参加している

経験者、re:inventの事前交流会でもらった助言を実践する

経験者のブログや初参加の方を対象にクローズドな事前交流会で、みなさんがだいたい同じ事を言っていたので、それを実践するように心がけました。

みなさんが共通して言っていたことは

  • 会社の同僚、日本人同士で一緒に行動しない
  • 現地でしか出来ないことをしよう
    • ハッカソン、ワークショップ、ハンズオンなど参加型セッションに出よう
    • 聞くだけのセッションには動画で公開されるのでそれを見れば良い
    • EXPOで開発者と話をしよう
  • Keynoteは会場で体験しよう

とにかく体力勝負

歩きまくる & 道は聞きまくる

会場が広すぎで端のMGM GRANDから端のENCOREまでの距離は、新宿<=>渋谷間と同じ。

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滞在していたMIRAGEからKeynoteやEXPOなどが行われるVENETIAN(隣のホテル)の会場までは移動には20〜30分とか余裕でかかり、連日Fitbitで2万歩近く計測していて、一日に約15kmくらいは歩いていたようです。

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初日に迷いまくって予約していたセッションに間に合わないという失態をしてからは、その後は道は人に聞きまくる & 1時間前には会場に着くというのを心がけてからは上手く行動が出来るようになりました。

街中とホテルの至る所に、羽のついた案内人がいて教えてくれます。

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認定者ラウンジではゆっくり休めると聞いていましたが、いつ行っても満席。

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みんな疲れて地べたに座っている。腰痛持ちには地べた直はつらい。 f:id:kaizenplatform:20191212112827j:plain

朝が早い

今年は事前予約制になったKeynoteですが、それでも前の方で見るには7時頃には会場に到着している必要があり、そうなると5時台に起きて、6時台には移動を開始してと、とにかく朝が早いです。

各種セッションも予約が無ければキャンセル待ちの列に並ぶしか無いので、朝早くから並んで参加をしました。

6時台にKeynote会場へは人が結構集まってます。

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Keynoteは会場の熱気が凄い。真冬の屋外かと思うほど会場が寒く、特に足下が厳しいので要ブランケット。 f:id:kaizenplatform:20191213092152j:plain

re:Inventはセッション予約の段階から始まっている

人気セッションは瞬殺という情報は聞いていたんですが、予約開始が日本時間2019年10月16日午前2時というもあり、うっかり寝てしまい完全に出遅れてました。 参加したいセッションは結局現地でキャンセル待ちをすることで参加出来ましたが、ここは初参加者としてなかなか厳しいところがありました。

人気セッションは再演が急に追加されたりするので、現地でもセッションカタログは定期的にチェックする必要があったのですが、 re:Inventのスマホアプリ、特にAndroid版の出来があまり良くなく、表示に時間がかかったり、何も表示されなかったりとシート予約争奪に負けている感がありました。

特に今回発表されたDeepComposerのワークショップは、会期中にワークショップが追加され、さらに実物がもらえるとのこともあり長蛇の列になっていました。しかもキャンセル待ちなので並んでも入れるとは限らない。

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私も並んでいくつかのワークショップに入りました。

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EXPOを見ると流行が分かる

EXPOを回っていると結構人だかりになっているところがあり、当社でも利用しているHashiCorp、Datadog、PagerDuty、CircleCIとかはやはり人気があるブースでした。(それ以外でノベルティが豪華で人だかりが出来ているブースももちろんありますが)。

○○をAIで分析というサービスが多めで、その他セキュリティ関連ツールAWSの導入手伝いますみたいなのも多かった印象。

私は全く知らないサービスでしたが、Failure as a ServiceのGremlinは人が結構集まっていたので人気があるぽい。(残念ながら時間が無くて話を聞くことも、写真を撮ることも出来なかったですが)

EXPOで興味のあるブースでは相手が営業系の人なら「どのようなサービスなのか」、「競合はどこか」、「どの会社が使っているのか」、「価格は」とかを聞いて、開発系の人と話が出来るなら「何人くらいで開発しているのか」、「どんな技術をつかっているのか、AWSの何をつかっているのか」とかを聞いてました。 ブースにいる人は母国語が英語じゃない人も多く、拙い英語でも頑張って聞いてくれるので、予め聞くことのメモとか用意していくと良いです(これは事前交流会で教えてもらった情報を活用)

EXPO会場もひたすらデカい。でも幕張メッセとかと同じくらいかも。

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GitHubのブースでは自分だけのOctocatを作れ、ステッカーにして送ってもらえる

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当社でも利用しているDatadogは巨大なブース f:id:kaizenplatform:20191212111632j:plain

AWSのブースでは詳しい人に質問が出来る。DynamoDBについて聞きたかったが担当者が不在だった(涙) f:id:kaizenplatform:20191212135450j:plain

オンプレ環境でAWSインフラを動かせる AWS Outposts の実物。ケーブリングが上手い。 f:id:kaizenplatform:20191212135712j:plain

非エンジニア職やAWSに詳しくない人も多く参加している

今回初参加だったためジャパンツアーを利用したというのもあると思いますが、移動中とかで話をした人たちは非エンジニア職やAWSを使ったことない、導入を検討中という人が結構いたのが意外でした。あとは同じ会社から大量にre:Inventに人を送り込んでいたりしていて、お金持っているんだなぁと。

過去に参加したことのある同僚やSNSで見かける参加者の顔ぶれを見ると、ゴリゴリの柱っぽいエンジニアばかりの激アツイベントだと身構えていたんですがその必要は無かったです。

人をダメにするクッションが大量にあって、グダっている人多め。

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会場にはゲーム台がたくさん置いてある

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まとめ

  • 先人のアドバイスのおかげで初参加のわりには上手く立ち回ることが出来た(と思う)
  • 次回以降も参加することがあれば、今回の反省を生かしたい
    • 特にセッション予約
  • モチベーションを刺激されるイベントなので、Kaizen Platformでは若いエンジニアに行ってもらいたい

参加にあたり参考にしたサイト