Kaizen PlatformでCTOをしている渡部です。 今回は2019年のKaizen PlatformのProduct開発の方向性としての技術構想を書いてみたいと思います。
Kaizen Platformが目指しているもの
https://recruit.kaizenplatform.com/aboutus
こちらのページに詳しく書いてあるので詳細はぜひ読んでいただければと思いますが、本投稿で特に関連が深いのは以下の記述になります
すでに存在している法人向けサービスと比較して10倍以上生産性が高く、圧倒的な競争力を保有するプラットフォームを構築する。
これを実現するためにPlatformとしては以下を実現していく必要があります
- オフラインで働くのと同等以上の環境(= workplace)をオンライン上に用意する
- 時間と場所にとらわれない環境(=クラウドソーシング)がこれまでよりも多くの才能を惹きつけることができる
- 結果として従来よりも精度の高い仕事のマッチングを提供できる
これをスケールさせる仕組み
Kaizen PlatformはもともとWebサイトのABテストから始まった会社です。そこからサービスが進化して、マーケティング活動の改善を包括的に行うKAIZEN Team for Xというサービスになりました。それにくわえてKaizen Adという動画改善のサービスが2018年初から立ち上がってきました。
Kaizen Platformはこれらのサービスをクラウドソーシングを通じて提供しているので、サービス提供者側の視点で見ると、この2つのサービスはかなり共通点が多いことがわかりました。
そこでこれらのサービスを分解したものが上図になります。
- Platform Core
- Creatorの制作活動を支えるworkplace
- Domain
- ビジネスドメインに特化した機能
- 例 :
- Webサイト : ABテスト、 Analytics
- 広告 : 広告Platform(Facebook, Google等)API連携
技術でこれをどう実現していくか
当社のビジネスのコアである「クリエイティブな仕事を提供するPlatform」としてのPlatform Core部分をしっかりと分離することで、今後新サービスを立ち上げて行くことのコストを大幅に減らすことができると考えています。 取らぬ狸の皮算用ですが、Kaizen Adを立ち上げてきた1年を振り返ると、同様の新サービスを立ち上げるときは1/5くらいのコストと時間で立ち上げができる様になるのではないかと目論んでいます。
workplaceって考えてみると、我々が日々オフィスで行っている仕事と結構似てるんですよね。なので、採用~受け入れ~教育~業務管理~情報共有~評価~給与支払い、みたいに会社で行われていることをPlatform Coreとしてはオンライン上でサポートしていくとClient&Creator双方の生産性がかなり上がるんじゃないかと思っています。 (内部向けに2019年に開発したいと思っていることをプロットした図なので分かりづらい点もあると思ったのですがご容赦ください)
これ、言うのはまぁ簡単なのですが、現実の仕事環境はじゃあきれいに整理されてるかというとそうでもないんですよねw (皆さんの会社でも完璧!といえる状態ではない部分は多いと思います)
なので、適切な抽象度での設計をしていくことはやってみると意外と難しく、だからこそ面白い。
Kaizen Paltformのものづくりチームはこんなことに取り組んでいますというご報告でした!