人事(非エンジニア)が Git を使ってエンジニアとデザイナーと採用サイトを作った話

Kaizen Platformで人事(HR)をしている nanayu です。 今回は、採用サイトを社内のエンジニアとデザイナーと一緒に開発したよ、という話を書かせていただきます。

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採用サイト立ち上げの背景

今年5月に コーポレートサイト / サービスサイト のリニューアルを行うプロジェクトが進行していました。 2018年中に採用サイトを立ち上げる予定はなかったのですが、これも何かの縁、と重い腰をあげプロジェクトをスタートさせました。

開発過程

課題を洗い出し方向性を決める

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課題や新設するサイトではどんなことを実現したいかを私が考えた上で、Qiita に投稿し全社から feedback をもらいました。

今までは募集職種を掲載しているだけだったため、候補者の方や外部パートナーの方に「そもそも Kaizen Platform って?」というのを知ってもらうベースがないということが一番の課題であることが見えてきました。

そこで、下記3つについていつでも誰でも確認していただけるようにすることをゴールとしました。

  • Kaizen Platform は何を目指している会社なのか
  • Kaizen Platform はどんな文化や思想を大切にしているのか
  • Kaizen Platform をどんな人たちがつくっているのか

構成を考えて、ワイヤーフレームをつくる

構成を考える前に、理念 / 文化 / チーム / 選考フローなど一定期間変わらない情報については採用サイトに掲載。更新性の高い技術ネタやプロダクトネタは採用サイトとは別に Blog などで展開する、という運用方針を決めました。

どんな構成にすればいいかについては、当社が実現したいゴールをどう達成するかを考えると共に、他社サイトも参考にして、以下の構成にしました。情報収集は、採用サイト集めました。 を活用。

  • トップページ
  • About Us
  • Culture
  • Engineer
  • Business
  • Job

構成を考えたあと、ワイヤーフレームをつくります。 デザイン詳細までは HR では考えず、遷移先やどの情報をどのページに載せるのかということだけを整理するためにまとめます。作成ツールは、Web上で作成できて公開もできる wireframe.cc を今回使用しました。

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このタイミングでイメージをざっくり落とし込んでおいた結果、エンジニアやデザイナーと協働する際、コミュニケーションをスムーズに行うことができました。

エンジニアとデザイナーに協力要請

前述の通り採用サイト新設は考えていなかったため、開発するためのチームは自分でつくらないといけませんでした。 そこで「コードを書いているときが一番落ち着く」と言っていた CTO をまずは巻き込み、開発メンバーとしてアサイン。 その後、コーポレートサイトの PM をしていたフロントエンドエンジニアとデザイナーに熱意を込めて協力依頼。熱意が通じたのか、みんな快く集まってくれました。採用サイトのコンテンツは私が担当することにしました。

  • 開発:CTO(全領域の仕事があり忙しい)
  • PM:フロントエンドエンジニア(福岡在住フルリモートワーク、プロダクト開発、他サイトのリニューアルも担当のため忙しい)
  • デザイン:デザイナー(プロダクト開発、他サイトのリニューアルも担当のため忙しい)
  • コンテンツ作成:HR(人事領域全般、Office IT もやっているのでそこそこ忙しい)

上記の状況に加え、他サイトのリリースが約1ヶ月半後に控えていたため、その日までには完成させることがmust要件となります。

進行スケジュールと方針を決める

まず、チームメンバーとの打ち合わせで構成やワイヤーフレームを使ってのイメージのすり合わせをしました。

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技術スタックは、エンジニア2人にお任せをした結果、エンジニアとデザイナーと非エンジニアが協働しやすい仕組み ということで Gatsby を採用。その結果非エンジニアの私が Git を覚えることになり「push したから pull っといて!」と生意気にいうまでに成長。サイト内のコンテンツは Markdown で書くことができるため、運用が楽に行える仕様となりました。 エンジニアと GitHub で協働できる HR になれた(気がする)!

開発合宿から HP が仕上がるまで

デザイナーがデザインモックを神速でつくってくれたのですが、私が着手できず時間が過ぎてしまったため、リリース約1ヶ月前に CTO と共に開発合宿を行い「その日に終わらないとまずい」という状態をつくりました。 そこでコンテンツのテキスト、 Gatsby での基本開発が完了しました。

その後は、デザイナーとフロントエンドエンジニアに CSS のレイアウトをいじってもらったり、素材選定や素材をつくってもらうなど作り込みをお任せしました。

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上記のように雑な依頼をしても、プロフェッショナルすぎるアウトプットで期待以上のものを作ってれるデザイナーとエンジニアがいることにより、リリース日までに無事採用サイトが完成しました!

採用サイトのここは読んで欲しい!

完成したサイトの中で特に読んでいただきたいポイントをご紹介。

何を目指している会社なのか

About Us に下記3つの説明を書かせていただきました。

  • 事業目的
  • 事業方針
  • 実現したい未来

会社設立から5年を迎え、改めて経営理念を整理しなおしたタイミングだったこともあり、CEO 須藤が社員に向けて Qiita で発信した内容を採用サイトにも掲載しています。

面談などでよく「Kaizen Platform は A/B テストで頂点目指してるんですか?」というご質問をいただくのですが、「21世紀の新しい働き方と雇用の創出」を実現するためのプラットフォーム開発を行なっていくために採用活動をしています。きっとそんなイメージがないという方が多いのではないでしょうか。

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CEO 須藤がマーケティング担当だったリクルート時代に、当時出会ったクリエイターやグロースハッカーの中に YouTuber として活躍している等の才能をもった人たちが多くいたそうです。 才能を持った個人とその才能を欲している企業が出会える場の創出ができれば、より多くの企業や事業成長を支援できるのではないかという考えがきっかけとなりKaizen Platform ができました。

働き方が多様化する中、企業が才能を持った優秀な人材の獲得と事業成長の両方を実現していくのは大変難しい世の中になっています。そんな社会において「個人の才能や情熱を解放する働き方を増やす」ことのできるプラットフォームを創ることこそが私たちができる社会貢献であるという理念からサービス開発を進めています。

そういった理念の実現を Kaizen Platform が今後新たに生み出していくサービスを通じてどう実現していきたいかの未来像についても書かせていただきました。

マーケティングツールを開発している会社、と思われていた方にはぜひご一読いただければ Kaizen Platform がどんなことをやっていて、どんなプラットフォームでありたいのかをご理解いただけるのではないかと思っています。

最後に

非エンジニアである私がエンジニアの採用によりよく関わるためには、プロダクト開発をしているみなさんのことを理解することが大切だと考えています。そのために、一緒に採用サイトを開発することで、エンジニアの仕事をより肌で感じることがちょっとはできたのかなと思っています。

これからも、エンジニアが魂を込めて作り上げるサービスをユーザーとして使いつづけながら、採用サイトを通じて Kaizen Platform の情報を発信していきたいと考えています。 当然、採用サイトの改善には当社のサイト改善サービスをつかっていきたいと思っています!グロースハッカーにも挑戦か!?